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2024.6.18
セアカゴケグモはオーストラリアに分布する毒グモで、日本では1995年に大阪で初めて確認されました。現在では45都道府県にまで分布が拡大しており、岡山県でも沿岸部を中心に生息が確認されています。
セアカゴケグモは側溝のグレーチングやベンチの裏側等の器物の隙間に潜んでいます。清掃等に際して気付かずに巣に触れてしまい、咬症被害を受けるという報告もなされています。そこでセアカゴケグモの特徴をご紹介します。
①枯れ葉や虫の死骸が絡まったクモの巣
セアカゴケグモの巣は枯れ葉や虫の死骸が着いたままになっています。特にブロックの割れ目や側溝の壁面にこのような枯れ葉が多く着いたままのクモの巣を発見した場合にはセアカゴケグモを疑います。
②グレーチングやベンチの支柱を見る
セアカゴケグモはベンチの支柱の間や側溝のグレーチングの隙間と言った『隙間』に巣を作ります。特にグレーチングは格好の栄巣場所となるので、セアカゴケグモが見つかった場所の周囲では必ず確認する必要がある場所と言えます。気温の上昇に合わせてセアカゴケグモの活動も活発化しています。 特に産卵期は雌が活動的になり攻撃性も高まるとされているので、夏から秋にかけては一層の警戒が必要です。